ウクレレってどんな楽器? これからウクレレを始める人の基礎知識


こんにちは、takaraです。

ブログ初めて約1カ月。「ウクレレを始めたい」とか、「始めたばかり」という人にとっては、別にそんなん求めてない系の情報ばっかを紹介してきました。そんな役にたつんだか立たないんだかよくわかんない当ブログも、一旦落ち着いてユーザーの利便性を充実させようと思います。

という事で超今更ですが、満を持してのビギナー向けハウトゥー記事第1号です。レッツウクレレ。

ウクレレってどんな楽器?

ウクレレという楽器もずいぶん日本に浸透してきたので、名前を聞いてもわからない、ワンワンワワーン、という事はないと思いますが、一応スターターコンテンツなので紹介しておきましょう。

ウクレレの生い立ち

前情報の全くない人の場合、ウクレレと聞くとまず、ハワイアンもしくは牧信二(あ~~やんなっちゃった、の人)を思い浮かべるでしょう。牧信二のネタで演奏される曲の元ネタは、ハワイアントラディショナルの曲なので、結果的にほぼ全員がハワイアンを思い浮かべていることになります。

生粋のハワイ産楽器なのかというとそうではなくて、大元はポルトガル発祥の「ブラギーニャ」という楽器です。それをポルトガル移民がハワイに持ち込んで(ハワイの木でブラギーニャを作り始めて)、さらにハワイで進化を遂げたのがウクレレです。

ちなみに、ブラギーニャは同様にブラジルにも持ち込まれ、そっちはそっちで「カバキーニョ」という別の楽器に進化しています。この二つ、似てるのは外観だけで、音色も奏法も使用ジャンルも全然違います。

同じ親を持つ子供たちですが、それぞれ正確も扱いも全然ちがって面白いもんです。ウクレレがスローライフ好きなのんびりボーイだとすると、カバキーニョはノリノリサンバガールな感じです。

ウクレレの特徴

ウクレレは小っちゃいギターのような外観の弦楽器。バイオリンやチェロのように弓で弦をなでるわけではなく、弾(はじ)いて音を出すタイプの弦楽器です。ギターと違う点はいろいろありますが、とりあえず主な違いは次の点でしょうか。

・小っちゃい(そこそこ大きいのもある)
・弦が4本(ギターは6本)
・弦がナイロン(ギターはスチール ※ガットギターはナイロン)
・チューニングが特殊
・ピックを使わない(ウクレレ用のピックも世の中には一応ある)

これらの特徴は、また別記事で詳しく紹介していこうと思います。「ふーん、そーなんだー」くらいに知っておいてください。

ウクレレは簡単なの?

楽器屋でよく見かけるセールストーク、「ウクレレは簡単です」的なアレについての話です。結論から言いますが、他の楽器と比べると確かに簡単だと思います。

「簡単」というのは、「お手軽さ」と「技術的な難易度が低い」の2つに分けられます。

ウクレレは手軽な楽器

一目瞭然ですが、ウクレレは小さいです。当然大きさに比例して軽いです。この2点は、携帯性において圧倒的なアドバンテージがあって、マナーの問題を除けば基本どこにでも持っていけますし、保管場所にも悩みません。

もう一つのお手軽ポイントが値段。値段のとらえ方はその人の経済状況にもよりますが、いわゆる贅沢品に分類される「楽器」としては安い部類だと思いますよ。5,000円を切るような低価格帯のウクレレでも、楽器として十分満足できる水準の商品もあります。モノになるかもわからない楽器に、初発で何万円も出せませんからね。われわれ庶民は。

そして大事なのが世間への浸透度ですね。例えば前の見出しで紹介した「カバキーニョ」という兄弟楽器は、ある意味ウクレレと同じくお手軽(値段はウクレレよりもちょい高め)ですが、世間の認知度は低いです。

それはイコール、楽器自体や関連グッズ(弦や教則本など)が入手しにくい、教室が無い、同じ楽器を楽しむ仲間が少ない、などの様々なビハインドがあるわけです。その点ウクレレは、現代日本(2019年現在)ではかなり浸透してます。楽器屋さんに行けば、それを実感できると思います。

他にもメンテナンスが煩わしくないとか、消耗品(弦など)のランニングコストが安いとか、お手軽ポイントは沢山あります。とっつきやすいお手軽な楽器だと言えるでしょう。

他の楽器と比べて、難易度が低い

仮に全くの未経験者が楽器を始めるとき、まずできなきゃいけないことは、音を出すこと。ウクレレはギターのような弦楽器ですから、音を出すのは比較的簡単です。弦を押さえて、反対の手で弦を弾(はじ)くだけです。

次にメロディー(旋律)やハーモニー(和音)、リズムを表現すること。単に音を出す、という事で言うなら鍵盤を押さえるだけのピアノや、叩くだけのドラムの圧勝ですが、楽器とはそういうモノではありません。何のために音を出すかというと、もちろんメロディーやハーモニー、リズムを楽しむためですから、そうなるとピアノやドラムの難易度は急激に上がります。

そういう意味では、リコーダーやハーモニカなども、ウクレレといい勝負なんですが、決定的な違いは次の点です。

・楽譜が読めなくても大丈夫
・ハーモニー(和音)やリズムも表現できる

これは、初心者にとっては非常にありがたい話です。日本人は義務教育期間中に楽譜の読み方は習っているはずですが、そんなもん大人になってもしつこく覚えている人の方が少数です。「今から楽譜読めるようにするの結構ハードだなぁ」という人、安心してください。その点は心配いりません。別の機会に紹介しますが、タブ譜という便利ツールがあります。

もう一つのポイント「ハーモニー(和音)やリズムも表現できる」これが大きいですねぇ。いくら簡単に演奏ができても、短音しか出せない楽器の場合、メロディーを奏でる事しかできません。中には「それでもいいよ」という人も居るんでしょうけど、やっぱ伴奏がないとやってて寂しいですよ。

特に大人になってから始める趣味って、必ずしも付き合ってくれる仲間が居るとは限りません。バンド組まないと楽しめない単音楽器と違い、メロディー・ハーモニー・リズム(・歌詞)を一人で比較的簡単に楽しめるウクレレは、控え目に評価しても優秀だと思います。

ギターと比べるとどうなのか?

単純にギターってデカいですよ…。で、値段もそこそこしますよ(ウクレレと比べるとね)。なので「お手軽さ」という意味では総合的にウクレレに軍配が上がるでしょう。

一方、演奏の難易度という点はどうでしょうか。「弦を押さえて弾くだけ、楽譜読めなくてもOK、和音も出せる」というポイントは、すべてギターにも当てはまります。

が、前述の通り、ウクレレは弦の数が4本、ギターより2本も少ないんですねぇ。管理する弦の数が少ない分、技術的な難易度はギターよりも低いです。

ただこれは諸刃の剣で、その分、音域や和音のバリエーションに制約が発生することになるので、表現の豊かさとある程度トレードオフになります。そんじょそこらのギタリストを軽く超えるウクレレプレイヤーがいるのも事実ですが、その域まで行くには相当の努力と時間を費やす必要があります。

まぁ、表現の幅とか言い出すと、そんなもん音域・音数・音量全てにおいてピアノにはそもそもかなわない訳で、出口のない議論になります。あ、ちなみにも一つ地味な利点として、弦を押さえる力もギターより少なくて済みます。コレ結構重要。練習が嫌になりにくいですから。

以上いろいろ話をしましたが、まとめると、他のいろんな楽器と比較すると総バナ的に簡単です。

ウクレレでどんな音楽ができるの

はい、なんでもできます、ウクレレは。皆さんの信じる気持ちがそれを実現させます。冒頭でも言った通り、ハワイアンのイメージが強いウクレレですが、最近はこの小さな楽器でいろんな事をする人が増えてきました。

ハワイアンの枠を大いに超えて、ポップスはもちろんクラシック、ジャズ、ロック、ボサノバなど、今や様々なジャンルがウクレレで演奏されるようになっています。いくつか例を紹介しましょう。(著作権違反が怖いので、テキストリンクで載せます。ご了承ください。)

ハワイが生んだウクレレスター、ジェイク・シマブクロ → Jake Shimabukuro Live in Japan – Bohemian Rhapsody

何でもできるイケメンウクレリスト、James Hill → James Hill – Voodoo Child (Hendrix Ukulele Cover)

タイ人ウクレレポップスミュージシャン、Singto Numchok → ฮู้ ฮูสิงโต นำโชค

とりあえず、ハワイアン以外にもイメージが湧いたでしょうか。そうですか。なによりです。

ここからは完全に独り言で、なんの根拠もない話です。一つ気になるのは、ウクレレの世間への浸透っぷりに対して、ウクレレアーティストのメディアへの露出がそこまで増えてないこと。ウクレレアーティストが紅白歌合戦やレコード大賞には出てこないですからね。

音楽業界の中では、あくまでネタ的な位置づけで終わっているように感じてしまいます。そのニッチさが逆に好きなところでもあるんですけどね。ええ、独り言です。

ウクレレの流行は、楽器自体のお手軽さと、Youtubeなどで私的演奏を世に発信する機会が増えたことがマッチして、音楽生産サイドよりも消費者サイドの方が盛り上がっているんじゃないでしょうか。そう意味では、ネット社会にバッチリフィットした、大衆音楽を下支えする素晴らしい楽器、という見方もできます。

いろいろあります。ウクレレの種類

さて、ここまで読んでくれた人は、ずいぶんウクレレに興味を持ってくれている人だと思います。ウクレレラバーとしては、こんなに嬉しいことはありません。ありがとうございます。ここで、より興味を持ってもらうために、ウクレレにはどんなもんがあるのか、軽く紹介しておこうと思います。絵ヅラがあった方がテンション上がりますからね。

さて、ひとえに「ウクレレ」と言っても、いろいろな種類があります。ポルトガル産まれ、ハワイ育ちのウクレレですが、その後ウクレレ工房や各メーカーの工夫・アイデアによって、いろんな種類ができました。分類するポイントはざっくり次の通りです。

・サイズ
・形状
・材質
・音の出し方(アコ―ステック・エレキ)

今回は、「単純にいろんな種類があるよ」という、ご挨拶程度のコンテンツなので、各ポイントについて深ぼって説明することはしません。まず、興味を持ってもらうために、ビジュアル的な要素に重きを置いて紹介したいんですね。勉強家の人からすると、非常に浅い内容です。逃げるわけじゃないですからね。詳しい話は別の記事で後々ちゃんと紹介しますからね。

サイズ

基本的なウクレレのサイズは4つです。基本サイズはソプラノ。コンサート、テナー、バリトンになるにつれて、サイズが大きくなります。

小 (ベビー) < ソプラノ < コンサート < テナー < バリトン 大

主流は、ソプラノとコンサート。バリトンはマニアックなサイズで、あまりお目にかかる機会はありません。ベビーサイズは最近まれに楽器店でも見かけるようになり、基本サイズ5番目に入りそうな雰囲気です。

大きさが変わることで、音量はもちろん、抱えたときのホールド感、弾きやすさに違いが出ます。また、定性的な表現になってしまいますが、基本サイズのソプラノから離れるほど、いわゆる「ウクレレらしさ」とトレードオフになります。

形状

世間でよく目にする形状は、ひょうたん型(ピーナッツ型)、パイナップル型の2種類がほとんどですね。多くの人がイメージするウクレレは、この2種類でしょう。

今では、この主流2形状の他に、いろんな形状のウクレレが流通しています。音量の改良を目的とした形状変更から、単純に見た目を楽しむためのネタ的なものまで、いろいろです。

とりあえずウチにあるもので、変わった形の写真をいくつか載せておきましょう。

ちなみに変わり種ではバンジョーウクレレや、三味線を模したものもあります。「これウクレレにする必要あるのかなぁ」とか思いますが、まぁそれだけ一般化が進んだということなので、ウクレレファンにとっては喜ばしい限りです。

材質

基本は「木」です。だいたい木ですね。雑ですねぇ…、説明…。「木にもいろいろあるだろうがよぉ」という人、安心してください。信頼のKIWAYA楽器さんが、丁寧に説明してくれていますんで、下のリンクから勉強できます。

リンクの内容の通り、木の材質によって音質が変わるようです。が、正直僕は、本体の材質のせいで音が違うのか、形状のせいで音が違うのか、製作スキルのせいで音が違うのか、いまだに識別ができません。言い訳すると、弦の材質が変わっても音は変わりますし、演奏技術によってももちろん音は変わりますからね。

何年ウクレレやってんだ、っていう話なんですが、まぁ芸能人格付けチェックでたまにやってる「高級楽器と格安楽器の聞き分けコーナー」を聞いていても、どっちがどっちかわかりません。耳が悪いのでしょう。

で、導入向けの浅い情報としては、木の他にもいろいろあるよ、という事が言いたかったわけです。樹脂製のプラスチッキーなものもあるし、スチールでできたドブロギターならぬ「ドブロウクレレ」なんていうモノもあります。

音の出し方(アコースティック・エレキ)

ここまでで十分「あぁ、いろいろあるのね…」と思っていただいたかと思いますが、導入の時点で取り上げておきたいのが、音の出し方(エレキ?アコ?)です。ウクレレはもともとアコースティックな楽器ですが、世間への浸透とともにアンプにつないで音出せる、いわゆるエレキウクレレがそこそこ一般化しています。

「世間への浸透が進んだ」というのは「演奏を披露する、聞く場が増えた」と言い換えてもいいでしょう。そうなると、音量はとても大事。胴鳴りだけではさすがにカバーできないボリュームを、エレキ化で解決する動きが出てくるわけです。

アンプを使うことを前提とした完全にエレキのウクレレ(写真右)もあれば、普通にアコースティックでも使えるエレアコタイプのものもあります。

いやぁ、僕がウクレレ始めた20年前は、楽器屋さんにエレキウクレレが並んでいるなんてありえなかったですが、今は当然のようにラインナップされています。当時は「エレキウクレレ=レアリティ―」という認知のされかたでしたが、もはや今は、分類上のポイントの一つと言っても過言ではありません。

まとめ

以上、ウクレレってどんな楽器? の回でした。長文でお疲れ様でしたね。最後まで読んでくれた人は、もうウクレレ好きなんだと思います。とりあえず買った方が良いでしょう。

今回は、かなり表面的な内容のコンテンツだったので、すでにウクレレを手に取っている人は、知ってることばかりだったかもしれません。この先、各情報をより具体的に紹介していこうと思っています。気が向いたらですが…。

ではウクレレラバーの皆さん、さようなら。