初級 ウクレレでメロディーを弾いてみよう ~かえるの合唱やってみよう~
こんにちは、takaraです。
このブログで、初心者コーナーを読んでいてくれていた皆さん。ここまで長かったですね。お疲れ様です。今回はようやく、ウクレレでメロディーを弾いてみる回です。
この記事でやることは3つ。
・ドレミファソラシドを弾く
・「かえるの合唱」を弾く
・TAB譜の読み方を覚える
簡単なように思いますが、ウクレレを始めたばかりの人はこれだけでも結構大変だと思います。まぁでも、千里の道も一歩から。とりあえずやってみましょう。
ウクレレの音。そもそもどこが何の音?
前回、ウクレレはフレットを押さえて弾くことで音程を変える、という話をしました。フレットの押え方は下の記事を参照してください。
で、「押え方はわかったけど、どこ押えたら何の音になるの?」という話になります。ウクレレで、何弦のどのフレットで何の音が鳴るか、は下の図を参考にしてください。
フレット1つに対して、音が半音変わります。
例えば、開放(フレットを押えない)で3弦を弾くと「ド」の音。1フレットを押さえて弾くと、半音上がった「ド#」の音が鳴る。2フレットを押さえると、半音+半音=全音(1音)上がるので、「レ」ですね。
逆に1弦の3フレットを押さえて弾くと、高い「ド」の音。そこから1つ下の2フレットを押さえて弾くと、半音下がった「シ」の音です。
では、音階を弾いてみましょう
ドレミファソラシドを弾いてみよう
もう一度確認ですが、ドレミファソラシドの場所は次の通りです。
図に示したフレットを低い方(3弦)の「ド」から順番に押さえて弾いてみましょう。「ミ」と「ラ」はフレットを押さえずに弾きましょう。
出来ましたかね? では、次です。
音の配置を見ると、「ミ」と「ソ」の音は、フレットを押さえても弾けることがわかります。また、「ファ」の音を3弦で弾くことも出来ますね。
今度は、こちら(赤字)の「ミ」と「ソ」、「ファ」を使って、ドレミファソラシドを弾いてみましょう。
出来ました?
開放弦を使う「ミ」、「ソ」とフレットを押さえる「ミ」、「ソ」。そして2弦で弾く「ファ」と3弦で弾く「ファ」。これらはどちらを使っても良いです。
今回知ってほしかったのは、「フレットを変えると、ある弦の音を別の弦でも弾ける」ということ。下の図の同じ色は、弦は違いますが同じ音です(High-Gチューニングの場合)。
これを知っておくと、運指や押さえるポジションの選択肢が広がります。それはイコール、演奏をよりフレキシブルにできる、という事です。絶対にいつか役に立つときが来ますから、覚えておきましょう。
ウクレレで「かえるの合唱」を弾いてみよう
では、ドレミを覚えたところで、何か曲を弾いてみましょうね。ドレミファソラシドでできる、ちょうどいい曲がありました。「かえるの合唱」です。
皆さんたびたび「かえるの歌」って言ってますが、正確には「かえるの合唱」です。今ネットで調べました。
ドイツの古い民謡で、曲の著作権も切れてるので、安心して楽譜載せ放題です。ラッキー。あ、ちなみに歌詞は著作権切れてませんでしたから、気を付けてください。
話を戻して、弾いてみましょう。ドレミファソラシドが弾ければ、できます。
出来ましたかね? 頑張りましたね。
これは「ドレミファミレド…」と書いてあるから良いんですが、一般的な譜面にそんな文字書いてありません。てことは…楽譜が読めない人は「ド」が楽譜のどこを指すのか、わかりません。
TAB譜ってなに? 楽譜の読めない人も安心
ここで、音楽を勉強したことが無い人はふと考えるんじゃないでしょうか。
「楽譜読めないんですけど」と…。
「かえるの合唱は超有名曲だから弾けたけど、他の曲どーすんだよ」と…。
そんな人にうってつけの便利ツール、TAB(タブ)譜というものがあります。TAB譜は弦楽器プレイヤーのために暗号化された譜面です。
ルーツはWikipediaで調べてみてください。僕も「へー、そーなんだー」と思いました。10分は時間潰せます。
Wikipedia : タブラチュア
で本題に戻ると、TAB譜には押さえるフレットNo.やリズム、奏法のテクニックが記載されているので、普通の楽譜が読めない人でも大丈夫です。
ウクレレ用のTAB譜の場合、5線譜の代わりに1~4弦が、音符の代わりにフレットNo.が書かれています。
で、かえるの合唱をTAB譜にすると、こうなります。
音符読めなくてもそこそこイケますね。ただ正確に言うと、楽譜が読めなくても全然大丈夫、という訳でもありません。
メロディーの拍数は、普通の楽譜と似た感じに記載されるので、拍を表す記号を読み解けない人はちょっと困ります。
でも僕は、庶民の趣味としてウクレレをやる分にはあまり大した問題じゃないと思っていて、理由は次の通りです。
・やろうと思う曲は既に知ってる曲であるケースが主なので、メロディーやリズムはだいたいわかって曲に臨むはず
・ちょっとリズムが違ったところで、だれも責める人はいない
まぁ、よほどストイックな人でなければ、曲を聞いてそのリズムに合わせてフレットを押さえていけば、大丈夫。もし「え、それ違くない?」と言われたら、こういいましょう「アレンジです」と。
もちろん「楽譜を正しく読む」という技術を軽んじているわけではないので、「私はちゃんと読みたいんだ」という人は、教室に通うなり、楽典を勉強するのが良いと思います。
あ、ちなみに白状しておくと、僕は楽譜を読めません。全く読めない訳じゃないですが、たぶん1小節読むのに10分くらいかかるんじゃないかなぁ。あはははは…。3年間ピアノ習ってたはずなんですけどね…。
それでも、そこそこ弾けるのでまぁ大丈夫でしょう。
まとめ
以上、やっとメロディーを弾くことができましたね。
これで音楽の要素「メロディー」、「ハーモニー」、「リズム」、(「歌詞」)の内、メロディーの弾き方がわかったと思います。
練習曲が「かえるの合唱」なので、なんだかなぁ感は否めませんが、最初はそんなもんです。自分の好きな曲の旋律をいろいろ弾いて遊んでみてくださいね。
ではウクレレラバーの皆さん、さようなら。