初級 ウクレレでコードを弾いてみよう ~かえるの合唱の伴奏してみよう~ (動画付き)
こんにちは、takaraです。
前回は、ウクレレでメロディーを弾いてみよう、という回でした。
とりあえず、ウクレレの音階と、メロディーの弾き方がわかった人。次は和音(コード)を弾いてみましょう。音楽の要素「メロディー」、「ハーモニー」、「リズム」の内、ハーモニーですね。
この記事でやることは3つ。
・コーとコードネームとは
・コードポジショニング表の見方を覚える
・ウクレレで「C」、「G」のコードを弾く
・「かえるの合唱」の伴奏を弾く
・[おまけ]ちょっと気持ちの良いコードを弾いてみる
コードを弾く、というのはウクレレの醍醐味の一つです。伴奏ができれば仲間と合奏できるし、自分で歌えば弾き語りできますからね。また「ウクレレソロしたい」という場合も、コードを弾くのは必須テクニックです。
何なら、コードが弾けなきゃウクレレは楽しめない、と言っても過言ではありません。では始めましょう。
コードってなに? コードネームってなに?
コード(和音)というのは、複数の音程を同時に鳴らして出る音です。ギターでジャカジャカ鳴らしているアレですね。ピアノでジャーンと鍵盤を沢山押さえて鳴らすアレです。
適当に感覚で弾けば良いというものではなく、特定のハーモニーを鳴らすために必要な音の組み合わせ、というのが決まっています。
で、どの音をどのように組み合わせればいいのか? というのを示したものがコードネーム。楽譜に「C」だの「Gm」だの書いてあるアレですね。これは簡単に言うと、コードを鳴らすための設計図のようなものです。
コードについて語りだすと1年くらいかかる気がするので、また別の機会に特集を組むつもりです。今日はとりあえず、「コードは複数の音を同時に鳴らすこと。コードネームはその構成音を示す表記」という事だけ知っておきましょう。
コードポジション表の見方を覚えよう
実はコードを勉強していくと、コードネームさえあれば、どの音を組み合わせればいいか分かるようになります。ウクレレで言うと、何弦の何フレットを組み合わせればいいのか、コードネームを見ただけで分かるわけです。
が、そこにたどり着くまでには、結構な労力と知識が必要。すぐには無理です。そこで、便利なコードポジション表の登場です。
とあるコードネームに対して、各弦どのフレットを押さえればいいか記載されている模式図ですね。
こんな感じ。
最近は、だいたいどの楽器屋さんに行っても、ウクレレのコードブックというのが売っています。
こんなやつです。
よほどマニアックなコードじゃない限り、ポジショニング(押え方)が一覧でまとめられています。模式図の記載方法は、ある程度標準化されているので、どの本を買っても大丈夫です。
ちなみに、丁寧なものだと、どの指で何フレットを押さえるのが良いか、おすすめの指の配置が書かれているものもあります。
ということで、コードの構成音を知らなくても、コードポジション表があれば、とりあえず押え方が分かります。持ってない人は、なんか適当に1冊買っておくと良いと思います。
「C」、「G」のコードを弾いてみよう
それでは、実際にコードを押さえて弾いてみましょう。下のポジションでフレットを押さえて、すべての弦を弾いてみましょう。指の配置も書いときますね。
C→G→Cの順に弾いてみてください。
音楽の授業が始まるときの挨拶で、先生がピアノで弾くあの感じになればOKです。出来ましたかね?
今日は、コードを鳴らすことが目的なので、親指で弾いても人差し指で弾いても、なんでもいいです。各弦の音が歪まず、ピッチがズレずに鳴るように練習してください。
かえるの合唱の伴奏を弾いてみよう
さて、せっかくコードを2つ覚えたので、曲の伴奏を弾いてみましょう。前回、メロディーを練習した「かえるの合唱」です。
下の楽譜に合わせて、弾いてみてください。
伴奏のリズムは自由なんですが、とりあえず4拍子の内、1拍目と2拍目をポロローンと弾くパターンでやってみましょう。動画を載せておきますんで、参考にしてください。
著作権の都合で歌詞を載せられませんが、大体の人は知っていると思います。伴奏ができるようになったら、弾き語ってみるのも良いでしょう。
[おまけ]ちょっと気持ちの良いコードを弾いてみよう
とりあえず、コードとは何か、どうやったら弾けるか、が分かってもらえたと思います。
「CとGだけ弾けてもさぁ…、かえるの合唱弾けてもさぁ…」という人。そうなんですけどね、わかりますけどね、とりあえずスタートはここからなんですよ。
で、せっかく始めた人が少しでもモチベーション維持できるように、簡単で気持ちの良いコードをいくつか紹介しておきます。気持ちの良い、っつっても人によって感覚違いますから、あくまで僕の主観です。
好みに合わなかったらごめんなさいね。適当に左から順番にポロポロ弾いてみてください。
なんだかいい感じの雰囲気になりますか? なんないかな?
まとめ
以上、今日はウクレレでコードを弾いてみよう、の回でした。
今回紹介した内容は、本当に最低限の知識です。
次はは、自分で何か好きな曲のコードを覚えて弾いてみる。ここから始めましょう。かえるの合唱じゃ不完全燃焼ですからね。
さっきも言いましたが、コードってのはとても奥が深いです。膨大な数のコードがあるし、中には押さえるのがとても大変なものもあります。
でもやり込めばやり込むほど、コードは面白い。これは本当にそう思います。ウクレレの醍醐味でもある、コード弾き。めげずにチャレンジしてください。
では、ウクレレラバーの皆さん、さようなら。