ウクレレを始める人向け。初心者はとりあえずコレそろえておこう
こんにちは。takaraです。
ウクレレに興味を持った人。「やろうと思うけどとりあえず何が必要なの?」となりますね。
あ、ウクレレって何? って人は、まず次の記事をどうぞ。
で今回は、これからウクレレ始める人が、とりあえず買い揃えておくべき物を紹介します。
何らかの楽器経験者なら、楽器を始めるにあたって何が必要か、だいたい分かると思いますから、楽器初心者を想定して紹介していきましょう。
最初にまとめておくと、次の通りです。
[必須なもの] ウクレレ、チューナー
[人によって必要なもの] ストラップ、Low-G弦
[あったほうが良いもの] 教則本、コードブック、ウクレレ関書籍・音源
では詳しく説明していきます。
ウクレレ始める時に必須なもの
初心者が始めるにあたって、まず絶対必要なものは二つ。ウクレレ本体とチューナーです。これが無いと話になりません。
ウクレレ本体
まぁ、あえて説明する必要も無い気もしますが、当たり前です。ウクレレやるって言ってんだから…。
必要なのは知ってて、わかんないのは「どれ選べば良いか」だと思いますから、初心者のウクレレ選びのポイントを説明した記事を参照してください。
リンク記事を読むのがめんどくさい人は、楽器屋さん行ってこう言ってください「ピッチの良い楽器をください」と。で、後は値段や外観の好みなどで決めてOKです。
チューナー
チューナーっていうのは、楽器の音程合わせ(チューニング)に使うグッズです。音楽っていうのは楽器の音程(ピッチ)が合ってないと成立しません。
どれでも良いといえば良いんですが、おすすめはクリップ・チューナー。ウクレレのヘッドにクリップして楽器の振動を拾って音程を表示します。最近は安いモノでも精度がとてもいいですね。参考までに、僕が使っている物を紹介しておきます。
ちなみに、クリップ・チューナーの良いところは次の通りです。
・小さい、軽い
・チューニングする時に周囲がうるさくても関係ない
周囲がうるさくてもチューニングできるのは、大きなメリットです。必ずしもいつも静かな環境でチューニングできるとは限りません。これからウクレレ始める人には先の話になりますが、セッションや合奏するときは重宝します。結構、周りガヤガヤしてますからね。
ここからは独り言です。読み飛ばしてもらってOKです。
へ理屈を言うと、必ずしもチューナーが必要という訳でも無いんですけど、何も道具なしで音程合わせできる人は、そうそう居ません。スーパー絶対音感持っている人でなきゃムリです。
音程合わせができれば良いんだから、「ピアノとか他の楽器と合わせてもいいんでしょ?」という意見もあるかもしれませんが、正直めんどくさいです。あと、音合わせに使う楽器の音程があってるかどうかも、わかりませんからね。
ということで、チューナーは必須と言ってもいいグッズです。そんなに値も張らないので、買っておきましょう。
人によっては必要なもの
続いて、人によっては必要なものです。「人によっては」という枕詞を使うと、一気に範囲が広がりますが、初心者向け情報なので、ここではかなり絞ります。
ストラップ
ストラップ、ってのはウクレレに引っ掛けて演奏位置を保つ道具。こんなやつですね。
ウクレレを演奏するときは、弦を弾く方の腕(右利きの場合は右腕)と自分の体で、ウクレレ本体を挟み込んで保持するんですが、いくら軽いウクレレと言っても、弾いてる間にずり落ちてきます。
なので、立って弾く人の場合、演奏中に自分に有った演奏位置を確保するためにストラップが有ったほうがいいですね。ちなみに座って弾く人は不要です。
雑に言うと、ウクレレが落ちてこなきゃ何でもいいです。デザインを楽しむ、という側面もあるストラップ。見た目や質感の好みで選べばいいでしょう。
Low-Gの弦
これはLow-Gチューニングでウクレレ演奏したい場合は必須になります。
また別の機会に詳しく説明しますが、ウクレレには2種類のチューニングが存在します。High-Gチューニングと言われる基本チューニングと、Low-Gチューニングと言われる4弦を1オクターブ下げたチューニングです。
「チューニング」と聞くと、「High-チューニングの4弦を1オクターブ低くチューニングすればいいんでしょ?」と思いがちですが、これは出来ません。弦のテンション(張り)がゆるゆるになって弾けなくなります。
ウクレレを買った時に張ってある弦は、ほぼHigh-Gチューニングの弦なので、Low-Gでウクレレを楽しみたい人は、Low-G用の弦を買う必要があります。
こんなやつ。弦のメーカーや材質もいろいろあって、1,000~2,000円程度です。僕はこの弦が好きで常用してます。
昔はLow-G用弦はあまり流通していなかったので、クラシックギター(ガットギター)の4弦をウクレレの4弦に張り替えて使用するケースが主でしたが、Low-Gチューニングが世間に浸透するにつれて、それ用の弦セットが普通に出回るようになりました。ウクレレ好きにとっていい時代になりましたよ、ほんと。
あったほうが良いもの
最後に、マストアイテムとまでは言いませんが、有ればあったで良いものを紹介しておきましょう。どれもそんなに値の張るものではないので、買っといても良いでしょう。
教則本
まず、初心者のための教則本です。一見「そりゃ必須でしょ」と思いがちですが、このネット社会、かつウクレレが一般化してきた現代日本において、この手の情報を紹介するサイトは山程ありますよ。
そもそも、今まさにこの記事を読んでくれている皆さんは、ネット検索をするのに抵抗が無い人達でしょうから、そういう人にとってはあまり必要のないものかもしれません。
ただ、良いこともあります。
・わざわざWeb検索する手間が省ける。(Webは必ずしも情報がキレイに整理されたものばかりではない)
・それなりの校閲が入っているので、情報に信頼がおける
という訳です。
注意点は、次の通り。
・「初心者向け~」とか「初心者のための~」のように、ビギナー向け書籍であることが明記されている本を選ぶ
→ 上級者向けのサディスティックな教則本だと、難しすぎて使えない
・「超簡単」、「超お手軽」、「ミニハンドブック」のような、極端に内容の薄いものを買わない
→ コンテンツが少なすぎて、結局追加で色々調べることになる
上記の注意点を意識して選べば、だいたいどれも似たような事が書いてあるので、まぁそれほど気にせず選んでOKです。僕も始めた当時は1冊買いましたね。もうタイトルも忘れましたけど。
この記事を書くにあたって、書店でペラペラ見てきましたが、次の本は割とバランスが良かったです。参考までに。
コードブック
これも、教則本と同じ理由で有ったほうがいいアイテムです。ネット調べればしこたま出てきます。特に注意点はありませんから、適当に買っとけばいいと思います。
まぁ、だいたいの教則本に「コードポジショニング一覧」が掲載されているので、教則本を持っている人はわざわざ個別に買う必要もないかもしれません。
で、ここから独り言です。
正直、コードブックに書いてある情報では、長い目で見たスキルアップは出来ません。コードの成り立ちや、ハーモニーの作り方、などワンランク上の音楽理論と演奏経験が有って始めて、本当の意味で「使えるコード」になると、僕は思っています。
そういう意味では、コードブックは持ってればコード使いこなせるという物ではありません。なので「ポジショニング全く知らないと流石に何も出来ないから、コードブックがあった方が良い」という程度に、考えておくと良いんじゃないかなぁ。
ウクレレ関書籍・音源
楽器始めた人がモチベーションを維持するって、結構大変です。ウクレレは比較的簡単な楽器だとは言え、上達するにはもちろん練習が必要です。で、練習は必ずしも楽しくありません。
始める時にあんなにワクワクしていたはずなのに、「あぁ、練習めんどいし、手痛いし、もういっかな…」となります。
そんな時、「やっぱ頑張ろう」という気持ちを助けてくれるのが、練習の先に待っている(かもしれない)ウクレレ弾ける自分の姿だったりします。視覚・聴覚からの情報で、初心が戻ってくることもあります。
なので、情報大事。なんでも良いので、ウクレレに関する本やCD(音楽配信でも良い)、Webサイトなどを身近に置いておきましょう。
僕は飽き性なので、何度「やーめた」となりかけたかわかりません。ウクレレ始めた当時、僕のモチベーションを維持してくれた大事な本がこれです。ずいぶん古い本ですね。もう増刷はされてないかもしれませんが…。
まとめ
という訳で、これからウクレレを始める人向けに、そろえておきたいアイテムを紹介しました。
もう一回書いておくと…。
[必須なもの] ウクレレ、チューナー
[人によって必要なもの] ストラップ、Low-G弦
[あったほうが良いもの] 教則本、コードブック、ウクレレ関書籍・音源
以上です。
どれもそんなに高価なものじゃないですからね。買っといてもいいと思います。
楽しめると良いですね。ウクレレ。
では、ウクレレラバーの皆さん、さようなら。