[ウクレレボサノバ講座]第2回。ボサノバのピッキング「バチーダ」を覚えよう


こんにちは。takaraです。

管理人の気まぐれで始めたこの企画「ウクレレボサノバ講座」ですが、とりあえず第2回に突入しました。2度あることは3度ある、と言いますからね。第3回まではカタいでしょう。

第1回では「ウクレレでボサノバはできるのか?」という話でした。

結論から言うと、ガチのボサノバやるにはちょっとキツイですが、それっぽい事は出来ます。あくまで演奏を評価するのは自分自身とリスナーなので「評価される土俵には十分上がれる」という意味で、出来ます。

で第2回です。コレが出来なきゃ話になりません。ボサノバ奏法最大の肝と言ってもいいのが、独特のピッキング「バチーダ」です。今回はこのバチーダを覚えましょう。個人的にはコードワークやボイシング(和音の並び)よりもこっちの方が遥かに重要な要素だと思っています。

そもそも「バチーダ」って?

ボサノバでは「ジャカジャカコードをかき鳴らす」という事はしません。親指とその他の指(主には人差し指、中指、薬指の3本)を使って、「バチーダ」と呼ばれる特殊なピッキングをします。下動画の0:45あたりを見てみてください。

はい、では詳しく説明していきます。

「バチーダ」とは

まず「バチーダ」の説明から始めましょう。ただの豆知識のように思うかもしれませんが、バチーダの意味を知っておくことで、演奏するときの心持ちが変わります。「別に弾ければいいもんね」とか言わずに、流し読みでもいいので知っておきましょう。

「バチーダ」はポルトガル語で「叩く」、「ぶつける」などを意味します。ボサの穏やかなギタープレイを見ると「どこが叩くなんだよ」と思いますが、これはピッキングの様を表しているわけでは無くて、ギターを弾くときの各指が担う役割が関係します。

ボサはサンバから派生したニューミュージックだ、という事を第1回で紹介しましたが、サンバってとてもノリノリで賑やかですよね。この賑やかさやを演出する重要なパートがパーカッション。ボサノバでは、このパーカッションをピッキングで表現することで、室内音楽的な静けさの中に独特のグルーブを実現します。

よって、ボサギター(ここではウクレレ)を演奏する時、「ギターでハーモニーを奏でているんだ」という意識に加え「ギターを使ってパーカッションを叩いているんだ」という気持ちで望むだけでも、ノリは全然変わると僕は思っています。

「バチーダ」。各指の役割

バチーダのピッキングはサンバで使われるパーカッションを表現している、と説明しましたが、ここでは具体的にどの指がどんなパーカッション(の替わり)を担当しているのか、紹介しておきます。

親指はスルド担当

バチーダでは、親指がベース音(コードのルート音)を「ベーン、ベーン」と一定のリズムで弾きますが、コレはサンバで使われるスルドという太鼓の役割を担います。

スルドはマレットを使って叩く太鼓で「ボーン、ボーン」という低音を刻みます。サンバは2拍子の音楽なんですが、主に2拍子の頭で「ボーン、ボーン」と鳴らします。特に2拍目が強調された演奏が多いですね。

下動画の6:00あたりから見てみてください。こんなイメージ。

人差し指・中指・薬指はタンボリン担当

バチーダのもう一つの重要パートが、人差し指・中指・薬指で弾くルート音以外の構成音。これは、サンバで使われるタンボリンの役割です。

タンボリンは、シンコペーションの効いた小気味良いリズムを作るパーカッションで、次のような使い方をします。下動画の1:10あたりから見てみてください。こんなイメージ。

以上、これらのパーカッションを合わせると、こんな感じのサンバのノリが生まれます。

かっけーーーーーーーー! 超かっけーーーーーーー。ということで、ボサノバ伴奏の要「バチーダ」はコレをギター(当ブログではウクレレ)でやることになる訳です。

ウクレレでバチーダ。とりあえずやってみよう

バチーダの習得は一朝一夕でできるものではありません。押さえておくべきポイントは沢山ありますし、なによりスルドとタンボリンの組み合わせを再現するわけですから、リズムパターンは無限です。

当ブログでは(僕が飽きない限り)、回を重ねてさらに詳しく紹介していくつもりでいますが、とりあえず何かやってみたいですよね。なので、「あ、ぽいぽい、ボサっぽい」と思えるような練習例を用意しました。

Gmaj7→Gm7を繰り返すだけの、単純な練習ですが、これだけでも気持ちが良いです。バチーダすごいね。資料に沿って弾いてみてください。ボサノバの世界を少し感じることができるはずです。

ウクレレでバチーダ練習資料

ポイントは色々あるんですが、今回知ってほしい重要ポイントは、「コードチェンジする直前に裏拍が入る場合、チェンジ後のコードに食って入る」ことです。

資料だけだと分かりづらいと思うので、動画でも解説します。ピッキングのコツも紹介してますんで、参考にしてください。

まとめ

正直、バチーダは難しいです。なんとなくできればいいレベルに到達するのも、結構難しい技術だと僕は思っています。が、信じれば夢は叶うもの…。「迷わず行けよ、行けばわかるさ」と、猪木も言ってますからね。頑張りましょう。

今回はいわゆるボサ弾きと言われる奏法「バチーダ」を知ってもらうための回でした。第3回、4回とより詳しく、本格的な内容に仕上げていこうと思います。

ではウクレレラバー、ボサノバラバーの皆さん、さようなら。